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銀歯とセラミック

こんにちはicon_biggrin.gif

暑い日が続いておりましたが

少しずつ暑さも落ち着いてきましたね1 (33).gif

皆さん、虫歯の治療をしたことはありますか?

心当たりのある人の多くは、口の中に金属の詰め物をされているかもしれません。

いわゆる「銀歯」と呼ばれるものです。

金属のアクセサリーをつけてかぶれてしまう人は

「自分は金属アレルギーじゃないか?」と自分でも

気づきやすく、アクセサリーをつけることを極力控えますよね?

歯科治療にも金属はよく使われていますが、この歯科金属も例外なく

金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

問題は歯科金属がアレルギーの原因になっていても

自分では気づきにくいということです1 (45).gif

気づかなければ対処しようがありません。

1 (61).gif歯科金属アレルギーの特徴1 (61).gif

歯科治療では詰め物、かぶせ物以外にも根の治療後につける土台や

ブリッジ、入れ歯などあらゆるものに金属が使われています。

この歯科金属アレルギーが今、年々増加してると言われています。

①歯科金属がアレルギーの原因になっていても気づかれにくい

府府に直接身につける金属アレルギーと違うのは

「口の中だけでなく金属の触れていない全身にも症状が出ることがある」

というところです1 (70).gifそのため、症状の原因が歯科金属アレルギーと

分からずに苦しんでいる人も多いのです。

②保険の金属は口の中で錆びやすい

保険で使われいる金属は、高温多湿の口腔内では錆びて

唾液に溶け出してしまいやすいという欠点があります。

その溶け出した金属イオンが体のたんぱく質と結びついて

アレルギー源となってしまうのです。

③長年入れていることで体内に蓄積される

口の中に入っている金属は何年、何十年と入りっぱなしになるため、溶け出した金属は体に蓄積され、

それが過剰になることでアレルギー反応が起こるとされています。

銀歯のデメリット

一般的に金属製の補綴物のことを銀歯といいますが、実際に銀で作られているわけではありません。

歯科用金属にはいくつかの種類がありますが、保険治療では金銀パラジウム合金という貴金属系合金が最も多く使われています。

金銀パラジウム合金は、金・銀・パラジウム・銅のほか、インジウム等を含む金属です。安価で強度が高いというメリットがある反面、

金銀パラジウム合金で作製された銀歯に使うことにより、次のようなリスクが高くなります。

ブラックライン

銀歯や金属製のフレームの差し歯を入れた場合、溶け出した金属イオンが歯茎に沈着して、歯と歯茎の境目に黒っぽい線が現れるブラックラインがみられる場合があります。

ブラックラインは、歯茎が痩せて歯根が露出してしまった場合、さらに目立ちやすくなるため、前歯のような審美性が求められる部分の治療には注意が必要です。

二次カリエス

二次カリエスとは、虫歯治療を行った歯で二次的に起こる虫歯のことで、金属の詰め物や被せ物にした場合、二次カリエスが起こりやすくなります。

二次カリエスの主な原因としては、銀歯の劣化があげられます。金属が酸化することによって、徐々に歯と銀歯の間に隙間ができて、虫歯ができやすい状態になるのです。

銀歯からセラミックに交換するメリットとは

銀歯は口を開けた時に目立ってしまうため、歯を白くしたいという方は多いのではないでしょうか。

特に、セラミックの歯は色やツヤが自然歯に近いため、前歯のような審美性が求められる治療に適しています。

しかし、セラミックのメリットは見た目だけではありません。セラミックには、銀歯にはないさまざまメリットがあることから、最近はセラミックを選ぶ人が増えています。

セラミックの特徴

目立たない

劣化しにくい

体への影響が少ない

汚れが付きにくい

虫歯になりにくい

ただ、デメリットもありますのでしっかり両方のメリット、デメリットを理解したうえで

治療を選択していただきたいと思います。

 

 

2019年08月30日 13:58|コメント(0)トラックバック

金属アレルギー その2

前回は金属アレルギーとは何か、歯科医院で使われる詰め物やかぶせ物の

金属についてお話しました。

今回は金属アレルギーの症状についてお話します。

ネックレスやピアス、時計などの装飾品による皮膚のかぶれです。

汗の中の塩分は金属をイオン化しやすいため、接触していた場所が赤く腫れたり

かぶれたりします。

イオン化した金属が皮膚や粘膜から取り込まれることで、口から離れた体の部位に症状が

出てきます。原因がお口の中の金属であっても、口の中に症状がでるとは限らず

手のひらや足の裏やおなかなどに発症することがあります。そのため症状のあるところに

薬を塗ってもなかなか治らないということが良くあるようです。

全身型金属アレルギーの初期によくみられる症状が、手のひら、足の裏に慢性的に生じる治りにくい

湿疹です。よく『手荒れ』や『主婦湿疹』といわれます。はじめのうちはステロイド剤の外用薬で、

一時的に治ってしまうようですが、何年も症状が出たり治ったりの繰り返しで、だんだんステロイド剤も

効かなくなってきます。処方されたステロイド剤がどんどん強いものになり湿疹の範囲も広がって

きます。ここまで症状が進行すると、さすがに患者さんも変だなと思うようです。

洗剤かぶれなど、外からの刺激による手の湿疹のときは、利き手のよく使う指(親指や人差し指)の

先から始まるのが普通です。故に手のひらや指の縁に湿疹ができた場合や足や腹などに湿疹ができた

場合(どう考えても洗剤が触れにくいところに湿疹ができた時)は、歯科金属アレルギーを強く

疑う必要があります。

金属アレルギーになりやしい特徴はあるの??

「自分はアレルギー体質だから」というひとも多いですが、その原因やはっきりした特徴はわかって

いません。ただ言えることは金属アレルギーの方が増えてきています。これは、大気や水道水、食べ物に含まれる化学物質の影響で、現代人の免疫システムが狂ってきていることが理由のひとつです。

また、外食、ファーストフード、インスタント食品など、いつでも手軽に済ませることができるように

なりましたが、保存料などの薬品が添加されていることは明らかで、薬だらけの食べ物はアレルギー発症の

大きな原因と言われています。

口腔内の衛生状態も大切で、歯垢や歯石が多くなると、細菌が出す酸で、金属が溶け出しやすい環境を

作ってしまうので金属アレルギーになりやすくなってしまいます。

定期的に歯科医院で歯石をとったりクリーニングしてもらうことが大切です。

 

 

 

2019年08月09日 14:02|コメント(0)トラックバック
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