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歯ブラシだけより歯垢が良く落ちるデンタルフロス

普段からデンタルフロスを使っている方は意外と少ないですよね。

デンタルフロスとは、歯の間の歯垢を清掃する糸巻きタイプの細い糸のことを言います。

ホルダータイプのフロスもあります。糸ようじと呼ばれています。

習慣がない方にとっては正直面倒くさいことですね。

しかし、実は私たちのように歯科関係者の恐らくほとんどが毎日欠かさずデンタルフロスを

しています。

それだけ、必ずやった方がいいことなのです。

デンタルフロスは歯にとって多くの効果があり、むし歯や歯周病の予防のために

重要なのではないでしょうか?

歯ブラシによるブラッシングだけだと3分間の歯磨きだけで歯垢除去率がおよそ6割

なのに対して、デンタルフロスを使用することで8割程度にアップするといった

効果があります。

また、口臭予防にも効果的で、口臭の原因の一つは歯の間に残された食べかすです。

食べかすが蓄積されて発酵し、強い臭いを発している場合もあります。

もう一つの原因となっているのが歯垢(プラーク)です。

歯垢は菌が繁殖しやすく、口臭の元となる臭いを発することがあります。

デンタルフロスを使えば、歯ブラシでは取り除くことが難しい食べかすや歯垢も

取り除くことができるので口臭予防に繋がるのです。

歯周病の場合、歯ぐき周辺が菌に侵されているために、デンタルフロスを使うと

出血することがよくあります。2週間たっても出血がみられる場合は歯医者さんへ

相談するようにしましょう。

また、むし歯が原因で臭うこともあります。歯垢が溜まっている場所に細菌が

繁殖し、嫌な臭いを発している可能性もあります。

むし歯や歯周病がなくても、たくさん歯垢がたまっていることが原因で臭いがする

のかもしれません。そのままにしておけば歯石になる可能性もあるのでデンタルフロスは

毎日使用することをおすすめします。歯垢は鏡でみただけでは歯と歯の間に溜まっているか

実感がないかもしれません。最低でも2~3日に一度はするようにして、きれいに取り除きましょう。

デンタルフロスは歯間の歯垢を取り除くためのものですが、歯間ブラシは歯ぐきが下がり始めている

歯周病の可能性が高い人が使うといいでしょう。

歯間ブラシを使う必要がない人が使えば、人によっては歯ぐきを痛める可能性があるので、

始めて使う方は歯医者さんに相談することをおすすめします。

正しく使って自分の歯を大切にしましょう。

 

 

2020年01月14日 12:57|コメント(0)トラックバック
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