医院ブログ|仙台市 泉区の市名坂歯科医院

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初めまして

今年の4月から歯科衛生士として働かせていただいている、伊藤と申します。

山形県出身で、この春衛生士になりました。

まだまだ勉強中の身ですが、精一杯がんばります。

よろしくお願いします。

2020年07月25日 13:37|コメント(0)トラックバック

口腔ケアから体の健康を

コロナも少しずつ落ち着きつつありますが、まだまだ油断できない状況が続いています。

予防と聞くと、まず思い浮かべるのが手洗いやうがいですよね1 (48).gif

では、お口はどうですか?お口の中も予防できることをご存知ですか?

お口の中を綺麗に保つことで全身の健康にも繋がるんです1 (33).gif

今回は口腔ケアで得られるメリットを紹介していきたいと思います1 (91).gif

メリット①.むし歯・歯周病予防

むし歯・歯周病予防は、口腔ケアで得られる最も分かりやすいメリットです。

虫歯は口腔疾患の中で一番かかる人が多い病気ですし、歯周病も20代で約7割、30代から50代は約8割、60代の方は約9割も発症してると言われています。

むし歯や歯周病は、主に口の中に残った食べ物をエサとして細菌が増殖することことが原因で進行します。

放置すれば痛みが出て食事がしにくくなるだけではなく最悪の場合歯を失う可能性だってあるんです。

歯を失うということはお口だけの問題ではなく全身にも広がってきます。

こまめなブラッシングや殺菌・消毒などのケアでむし歯や歯周病は予防することができます1 (80).gif

まずは毎日のケアを大切に1 (49).gif

メリット②.唾液の分泌

唾液の分泌も口腔ケアによってコントロールできます。

唾液はお口の中でとても大切な役割を担っているんです!!

食べ物を溶かしたり、あらゆる刺激から口腔粘膜を保護してくれたり、

呼吸などの口腔機能を助けるのが主な作用です。

最近は加齢や薬、ストレスの影響などでドライマウスに悩む人も増えてきています。

ケアを行うことで、唾液が本来の作用を発揮し口腔内の維持にも繋がります。

メリット③.口臭対策

口臭の原因の多くはお口の中に存在してます。

歯周病や虫歯などの病気、舌の汚れや義歯の汚れなど慢性的な原因とは別に寝起き疲れている時など

一時的に口臭が発生することもあります。

これらの原因には細菌が関係しているので、菌をコントロールするが予防に繋がります。

口腔ケアを疎かにすることでむし歯、歯周病、口臭のリスクは高くなります。

お口の中だけではなく、全身にも影響が…1 (82).gif1 (70).gif

例えば1 (45).gif

認知症、糖尿病、肺炎や心疾患、様々な病気を引き起こす可能性があります。

重大な疾患を予防するためにも口腔ケアは大切なのです。

自分に合った歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使って1本1本丁寧に磨くようにしましょう。

また、定期的な検診を受けることでお口の健康、全身の健康も守ることができます。

こんな時期だからこそ、予防を見直してみてはいかがでしょうかicon_biggrin.gif

2020年07月08日 13:40|コメント(0)トラックバック

フッ素の効果的な使い方

歯磨きだけでむし歯予防は出来ません。

フッ素を上手に利用することが必要です。

歯磨きのコマーシャルなどで、ブラッシングで歯垢(プラーク)を除去する場面で

プラークコントロールと言う言葉を耳にします。このように、むし歯予防イコール

歯磨きというイメージがあると思いますが、実は、歯磨きで一万個の細菌を一個減らすことができても、2時間後にはもとに戻ってしまいます。

それは、歯のくぼみと溝や表面にある多くの小さい穴に潜む細菌は歯ブラシで取りきれないからです。むし歯予防に効果があるフッ化物を上手に利用すると良いのです。

細菌は歯ブラシの毛先よりも小さい!

歯のくぼみにある溝の直径は約20㎛で、小さい穴だと約5㎛です。この中の約1㎛の細菌がたくさん生息しています。しかし、歯ブラシの毛先1本の直径は200㎛なので歯ブラシだけできれいにすることはできません。極細毛でも20㎛です。

歯磨きだけでむし歯予防をしょうとしても限界があるのです。

3つの点からプラークコントロールしょう!

①一番はじめに取り組むことはプラークの形成を抑えること。

糖質の摂取回数を減らし、抗菌剤などを利用したブラッシングで菌数を減らしておくこと。

②プラークはできるだけ除去すること

家庭で行うセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアがあるので自分で歯磨きするけ

だでなく、歯科医院で行う定期健診が大切

③除去しきれなかったプラークは病原性を低めること

フッ素を利用することと抗菌剤などが配合されている歯磨剤や洗口剤を使用すること

フッ素は異なる濃度のものを複数取り入れることで効果が増します。

ひとつは歯科医院で定期的に行う高濃度のフッ素塗布と自宅で行うフッ素洗口や

フッ素入り歯磨剤を使って低濃度のフッ素を複数回使う方法があります。

高濃度のフッ素は歯を強くし、低濃度のフッ素はむし歯になりかかったところを

再石灰化によって治してくれます。

歯科医院でしかできない高濃度フッ素塗布!

高濃度フッ素は、日常使用する歯磨き剤などに含まれるフッ素の約10倍の9000㏙で

歯科医院でしか使用できません。歯の結晶であるハイドロキシアパタイトを酸に溶けにくくします。定期的に歯科医院で塗布することが大切です。

普段使用するフッ素入り歯磨剤や洗口剤には225~1500㏙程の低濃度フッ素が含まれています。歯の表面についたフッ素は歯の脱灰を抑える作用と再石灰化を促進します。

しかし、多くは唾液で流されてしまうので、フッ素入り歯磨剤は1日2回、フッ素洗口は1日1回

寝る前に行うことをおすすめします。

皆さんも実践してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

2020年07月04日 19:11|コメント(0)トラックバック
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