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食物繊維を上手に摂って快腸生活を始めましょう

元気に生活するためには日頃から体の免疫力をいい状態にキープしておくことが大切です。私たちの体を細菌やウイルスなどの異物から守る働きをしてくれている免疫は、食事・睡眠・運動をはじめとした生活習慣やストレスなど、様々な要因に影響を受けることが明らかになっています。
最近は特に「腸内環境」と深い関係があることが注目されています。
生きた善玉菌である「プロバイオティクス」を摂るだけでなく、善玉菌私たちの腸内に住んでいる善玉菌のエサとなる「プロバイオティクス」を摂ることで、腸内環境が改善されます。代表的なものが食物繊維です。

食物繊維には2種類あり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。


不溶性食物繊維  は水に溶けない食物繊維です。穀類、野菜、豆類、キノコ類、果実、海藻、甲殻類(エビやカニ)の殻にも含まれています。
【特性】
保水性が高い
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。
繊維状、蜂の巣状、へちま状
よく噛んで食べるので、食べすぎを防ぎ、顎(あご)の発育を促すことで、歯並びをよくします。
発酵性
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。概して、水溶性食物繊維より発酵性は低い。

水溶性食物繊維  は水に溶ける食物繊維です。昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いも、大麦、オーツ麦などに含まれています。
【特性】
粘性
粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぎます。糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
吸着性
胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄します。
発酵性
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。

〈食物繊維の上手な摂り方〉

・いろいろな食品を食べる
食物繊維は植物性食品に多く含まれています。穀物、イモ類、豆類、野菜、海藻、果物など意識して選びましょう。
食物繊維が豊富でも同じものばかり食べていると、たくさん摂取している気分になり実際は足りていないこともあります。栄養バランスのめんからもいろいろな食品を食べることをお勧めします。
・生よりも加熱
野菜はゆでるとカサが減り、一度にたくさん食べられるようになりますので、自然と摂取量が増やせます。野菜の食物繊維が熱によって壊されますので、生のままだと吸収しにくい栄養素も体に取り込みやすくなります。

≪おすすめは具沢山な味噌汁です。≫
毎日献立を考えて何種類も作るのは本当に大変です。味噌汁やスープにすると簡単に作れますし、続けやすいと思います。
汁物にすると、流出した栄養素も全部摂取できますので無駄がありません。イモ類、野菜、きのこ類などを適当な大きさに切ってあらかじめ冷凍しておくと、その日の気分で好きな具材を鍋に入れて煮込むだけです。
とっても気軽に栄養バランスが整えられて食物繊維が補給できますよ。

2021年04月30日 12:59|コメント(0)トラックバック

POICウォーターでのホームケア

市名坂歯科医院では、現在治療前にPOIC(ポイック)ウォーターでうがいをしていただいています。そのPOICウォーターは院内だけでなく、ご自宅でのホームケアでもお使いいただけます!!

そもそもPOICウォーターとは、純粋な塩と水を電気分解して作った「薬品を使用しない殺菌水」です。POICウォーターはタンパク質汚れを分解する働きがありますが、タンパク質汚れとは具体的にどんなものかご存知ですか?お口の中にはプラーク(歯垢)と呼ばれるタンパク質汚れがあります。白くネバネバしていて、多く溜まったままにしておくと歯石になってしまいます。POICウォーターはこのプラークを分解する働きがあります。また、ほとんどの細菌・ウイルス(むし歯菌・歯周病菌・肝炎ウイルス・ノロウイルス・インフルエンザなど)を殺菌することが可能です。ゆすぐだけで、お口の中の悪い菌を効率よく殺菌することができます。

POICウォーターの使い方は、

1.10㏄程度のPOICウォーターで15秒間しっかりぶくぶくうがい

2.お口に含んだまま歯ブラシで丁寧にブラッシング

3.水道水でよくすすぐか、歯磨き粉で歯磨き

とても簡単に使用できます!歯間ブラシなどの補助用具とも併用して使用することができます。POICウォーターは薬品を使用していないので、誤って飲んでも安全です。子供さんから妊婦さん、ご高齢の方でも安心して使用していただけます。薬品のように副作用は無く、除菌した後は食塩水に戻っていきます。

「歯がザラザラする」「口がネバネバする」「口臭がある気がする」

こういった症状は、口腔内細菌によるものです。虫歯が気になる方や歯周病の方は、ぜひご家庭使っていただきたいです。

また、ポイックウォーターはお口の中だけでなく、ご家庭での生活の中でも利用することができます。例えば、、、

・タバコ臭、室内消臭・・・部屋に浮遊する雑菌などの除菌をしながら環境改善ができると同時に、タバコのにおいやハウス臭なども軽減させます。スプレーボトルでカーテンやソファに直接噴霧します。

・布巾の除菌、消臭・・・キッチンから発生するしつこい臭いや、生ごみから発生する嫌な臭いを軽減すると同時に、まな板や包丁などの調理器具の除菌にも活躍します。第布巾などは浸け置きが効果的です。

その他にも、ペットの除菌や消臭、お掃除などに利用していただけます。

市名坂歯科医院では、治療に入る前にまずPOICウォーターでうがいをしていてだきます。これはお口の中を除菌して、細菌感染の機会を減らすためです。同様にホームケアにおいても、まずPOICウォーターでうがいしていただくことで、プラークも落としやすくなり、除菌もできるので虫歯や歯周病を予防できます。

ぜひお家でもPOICウォーターを活用してみてください。

2021年04月19日 18:19|コメント(0)トラックバック

噛むこと!

治療で来院される患者さんのお口の中を診せていただくとその人の生活背景や習慣が想像できます。

特に高齢者の皆さんのお口の中は、過去の歯磨き習慣や今までの食生活がはっきりと表れています。

皆さんが高齢になる前から歯科治療だけでなく、ちょとした食事や栄養またまたは口腔機能の維持・向上についてアドバイスできるといいなと思います。

まず、食生活の変化についてです。

時代をさかのぼってみると古代人の食事は硬いものが多く、現代の食事と比較すれば一食あたりの咀嚼回数は6倍も多かったと言われています。

弥生時代の食事が4000回ぐらいの咀嚼回数に対して、現代人の食事は620回ぐらいだそうです。

古代人の食事はひえや粟など雑穀や木の実、干物など硬くて嚙み応えのある食材が多かったので、良く嚙まないと飲み込めないものばかりでした。そのため自然と咀嚼回数が多くなったと考えられています。

現代人の食事は変化し、特に調理方法の改良が進み、軟らかいものを食べる機会が増えました。そのため、咀嚼回数が激減したのです。

この現象は社会の変化とともに進んで、人類は進化の過程で咀嚼をあまり必要としなくなってきました。よく‘‘ひとくちで30回噛むこと”なんてよく聞いたことがあると思いますが、意外と難しいもので意識しないとなかなかできません。

最近では、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに行くと時間がなくても手軽に空腹を満たせる食品を売っています。エネルギーも栄養も液体やゼリーで飲み込むことで食事にかける時間を短縮して手軽に摂取できてしまいます。これが咀嚼を必要としない嚥下食なのです。

嚥下食は、医療や介護の現場で、うまく噛めない人への代用食として使われています。噛むことができる人に噛まずに飲み込む習慣がついてしまうと知らないうちに咀嚼機能が退化し、口腔機能が衰えてきます。

また、古代人は“えら”が張ってがっちりした顔貌ですが、現代人は顎が十分に発達せず、骨格は“きゃしゃ”で細長い顔貌となり歯並びにも異常がみられます。

食べるという行動では、口腔の咀嚼運動や咽頭の嚥下運動はとても重要な役割をもっています。

良く噛んで飲み込むことは顎の発育や唾液の分泌のために大切でむし歯や歯周病・口臭の予防にもなります。また、脳への血流が増加して脳が元気になり認知症の予防にもなります。胃腸の働きも促進するので全身の神経を刺激して活力がみなぎり、体力、運動能力が向上します。

健康維持のためにも噛む回数を増やす習慣をつけましょう。

2021年04月05日 09:29|コメント(0)トラックバック
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