認知症になりたくなければ歯を守りましょう(31)
脳の老化を防ぐ歯のケア方法・・・・・・その6
(3)歯磨きが1日3回以上の方〈レベル3〉→「スペシャルケア」をマスターしましょう
・スペシャルケア→心地良さを追求する!
1日3回以上歯を磨く方は、健康に対する意識がかなり高い方ではないでしょうか。
そういう方は、歯間ブラシやフロスの習慣もすでに身に付いていると思います。
そんなあなたに実践していただきたいのは、やはり意識してプラークをしっかり落とす癖をつけることです。
そのためには、あなたが毎日行っている3回以上の歯磨きのうちの1回を、15分間にすることを心がけていただきたいと思います。
「15分…けっこう長いなあ」
その気持ち、わかります。
15分間の歯磨きを実際にやってみると、初めの頃は歯ブラシを持つ手がだるくなるし、顎はずっと開けっ放しで疲れるし、長い時間、歯を磨くのはなかなか大変なのです。
だけど、歯を1本ずつブラッシングするごとに、「これで認知症を予防できる!」、「糖尿病を予防できる!」、「誤嚥性肺炎を予防できる!」、「生涯医療費を安くできる!」と思いながら行うと、楽しく15分間磨き続けられるのではないでしょうか。
2~3日続けて行うと、手のだるさも、顎の疲れも感じなくなってきます。
まずは心の中で歯磨きの効能を唱えながら、楽しんで15分間磨く体験をしてみてください。
15分かけてしっかり歯をブラッシングすると、磨き終えた後の歯の表面のツルツル感がとても心地良く、これを一度体験するとやみつきになります。
毎日続けるのが大変ならば、2日に1回、あるいは3日に1回でもかまいません。
「歯磨きって、心地良い」と感じることができれば、必ず毎日続けるのが楽しくなります。
ツルツルの仕上がりを楽しみながら、15分間の歯磨きを習慣化にすることを目指しましょう。