デンタルフロス
皆さん、歯ブラシ以外のケア用品、お使いでしょうか?
「毎日、きちんと歯磨きしているのに、なぜかむし歯ができてしまう・・・」
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?
実は、歯ブラシだけでの歯磨きでは、プラーク(歯垢)除去率は60%程度にとどまります。
特に、歯と歯の間のプラークが充分に落とせていません。
そこで私達は、歯ブラシにプラスするケア用品として、歯間ブラシやデンタルフロスをおススメ
しています。歯ブラシと併用して、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、80%以上のプラーク
が除去できると言われています
デンタルフロスに限って言うと、予防歯科への取り組みが進んでいるアメリカでは60%、スウェーデン
では50%以上の人がデンタルフロスを使用しています
ところが日本ではと言うと・・・たった19%と、デンタルフロスの使用率はまだまだ低いです
皆さんも、歯ブラシでは届かない歯と歯の間に付いた汚れをきれいに取り除くことのできる、歯間ブラシや
デンタルフロスを毎日の習慣としてみるのはいかがでしょうか?
ここでは、慣れるまでは少し扱いにくい「ロールタイプ」のデンタルフロスについて、お話してみたいと
思います
この「ロールタイプ」のデンタルフロスは、必要量を切って指に巻きつけて使います。ワックスタイプと
ノンワックスタイプがあり、ワックスタイプは、繊維がワックスでコーティングされているので、歯間に
挿入しやすく、切れたりバラバラになりにくいので初心者におすすめです
一方、ノンワックスタイプは、ワックスで固められてないので、繊維が広がりやすくプラークを落とす
効果が高いのが特徴です。
次に使い方です
①一回分の長さのデンタルフロスを切ります。約40㎝、指先からひじまでの長さが目安です。
左右の中指に2~3回巻きつけ、人差し指と親指で間が1~2㎝程になるようにつまんで操作します。
②歯と歯の間にデンタルフロスをあて、小さく横に動かしながら間に挿入します。
鏡を見ながらゆっくり行いましょう。
③歯の根元まで入ったら、片側の歯に巻きつけるような感じでピッタリと沿わせ、フロスを上下に
動かしてプラークを落とします。もう一方の歯も同じように清掃します。
④取り出す時も、ゆっくりと横に動かしながら取り出します。
グィッと力を入れて押し込むと、歯ぐきを傷付けてしまうので、注意が必要です。
鏡を見て、場所を確認しながら、ゆっくり動かすのがポイントです
使ってみたいけど不安だなぁ~、と言う方や、いまいち上手く使えないなど、
指導いたしますので、お気軽にご相談ください