電動歯ブラシ
皆さん、こんにちは
ついこの前まで、肌寒い日もあったのに、急に暑さも厳しくなってきましたね
体調など崩されていませんか?
さて、今日は電動歯ブラシについて、少しお話ししたいと思います。
皆さんは、電動歯ブラシを使ったことはありますか?
当医院に来院される患者様の中でも、自宅で電動歯ブラシをお使いの方が
増えてきました。
一口に電動歯ブラシと言っても、いくつか種類があり、それぞれ使用方法や効果などが
違ってきます。
①高速運動電動歯ブラシ
高速運動電動歯ブラシは、ブラシ部分が内蔵された小型モーターにより
2000~7500回/分、回転あるいは往復運動をし、毛先が当たることで
プラークを効率よく落としていきます。多くのタイプは、手磨きのようにブラシを
左右に動かしたりしなくて良いので、高齢者や介護を必要としている人に
適しています。
②音波歯ブラシ
音波歯ブラシは、周波数20~2000Hzの音波振動を3万~5万回/分、発生させて、
プラークを落としていきます。毛先が当たることでプラークを落とすとともに
音波振動による細かい泡や、高速の水流により、毛先の触れていない部分のプラーク
も落とします。こちらもブラシが動くので、自分で動かす必要はありません。
③超音波歯ブラシ
超音波歯ブラシは、歯ブラシの先端に電圧をかけて、100万~150万回/分の超音波
を発生させて、プラークを浮き上がらせるとともに、細菌の結合力を低下させると
言われています。超音波は人の耳には聞こえないほどの速い振動のため、手磨きようの
歯ブラシと同様に口の中で動かして磨く必要があります。
次に電動歯ブラシを選ぶ際のポイントです
●ブラシは大きすぎない
●替えブラシが高すぎない
ブラシの毛先が傷んできたら、交換する必要があります。電動歯ブラシはブラシを
取り替える頻度が少なくなる傾向にありますが、目安としては3ヶ月です。替えブラシ
が高価だと、ますます交換時期が遠のきやすいので、本体を購入する時に替えブラシの
値段もチェックしておきましょう。
●重すぎない、持ちやすい
などです。ぜひ、参考にしてみてください
最後に歯磨剤についてです。
特に何もつけずに磨いても良いのですが、使う場合は
●研磨剤が含まれていないもの
●低発泡のもの
●フッ素配合のもの
がおススメです
電動歯ブラシは、手磨きとは比べ物にならないほどの振動数です。そこに研磨剤の入った
歯磨剤を使用すると、毎日のことですから、少しずつですが歯が削られてしまいます。
また、発泡剤が含まれていると、振動により泡が立ちすぎて、毛先が当たっているかの
確認がしにくくなります。
フッ素については、むし歯予防には欠かせないものです。できるだけ、フッ素配合の
ものを選びましょう。
時間短縮など、利点も多いです。機会があれば、ぜひ使ってみてください