歯周病の予防・管理
こんにちは!高橋です
今回は「歯周病の予防と管理」について
お話していきますね
歯周病の予防と管理には
幼児から高齢者まで生涯を通じて
正しいプラークコントロールが大切です
最近では小学生にも歯周病がみられますが
歯周病のピークは50代と言われており
70代以降に歯周病にかかっている人が少ないのは
歯の喪失により歯周病にかかる歯が少なくなるためです
70歳以上で「なんでも噛んで食べることができる」
という人は半数に過ぎないといわれています
歯が失われると食べ物を噛む機能や力が損なわれ
栄養のバランスが崩れてしまいます
また、「歯の喪失が進んでいる人」「噛むことに支障がある人」は
ミネラルやビタミンの摂取が少なく
炭水化物の摂取が多くなりがちとも言われていて
さらには歯周病が肥満やメタボリックシンドロームに
密接に関係していることも報告されています
高齢になってからでも自分の歯でなんでも美味しく食べて
バランスよく栄養を摂取するためには
幼児期からの生活習慣やプラークコントロールを確立し
歯周病を予防することが重要なのです
☆プラークコントロール
歯周病の予防と治療にかかせないのが
歯に付着したプラーク(歯垢)を取り除く毎日のセルフケアです
お口の中の状態は個人差があるので
歯医者さんで適切なブラッシングを指導してもらいましょう!
自分ではしっかり磨いてるつもりでも磨き残しがあったりしますので
かかりつけの歯医者をもち
定期的にプロフェッショナルケアを受けることも必要です
以前は痛いときなど症状があるときだけ行っていた歯医者さんですが
最近では歯周病の予防や治療後の維持など
長期的な健康管理を求めて来院する方も多くいます
歯医者さんのかかり方に対する意識変化も必要と言えるでしょう
☆歯周病と喫煙
喫煙が、癌や心臓病、脳血管の病気などに
関わっているのはよく知られていますが、
歯周病にとっても、喫煙は最大のリスク因子であり
歯周病の発生と進行に最も大きく影響を及ぼしています
その理由は喫煙によって摂取されたニコチンが
歯周組織の微小血管を収縮させて血行障害を引き起こし
プラークなどの病原因子の影響を受けやすい状態に
陥ってしまうためです
したがって喫煙者が歯周病にかかる割合は
非喫煙者に比べて約2~8倍も多いと言われており
喫煙量や喫煙歴が歯周病の進行具合や歯の喪失とも
関連していると言われています
お口の健康を保つことは全身の健康にもつながります
お口の健康は単に食べ物を咀嚼するという行為だけではなく
食事や会話を楽しんで周りの人とコミュニケーションをはかるなど
豊かで快適な人生を送るために必要不可欠なものです
歯周病は自覚症状が少なく、知らないうちに
骨が溶け始めている病気です
痛いとか腫れたなどの症状がなくても
歯周病を予防・治療するために
歯医者さんでクリーニングをしていきましょう