歯並びについて
皆さん、こんにちは今日は歯並びについてです。
外国の方から見ると、「日本人は歯並びが悪い」と思われているそうです。
欧米では、会話のときに表情やジェスチャーに加え、笑顔のときには歯を見せて
信頼関係を築く「歯を見せる文化」があります。
歯並びが悪い人は社会的に信頼が薄いイメージもあり、きれいな歯並びには
とてもこだわりがあり、歯並びが悪い場合は子供の頃から矯正をする風潮がある
そうです。日本でも昔に比べ、矯正治療を受ける人は増えていますが、欧米に比べ
まだまだ少ないのが現状です。
そもそも、どうして歯並びが悪くなってしまうのかと言うと・・・
遺伝によるもの
●生まれつき歯の大きさや顎の大きさに問題がある
●通常より、歯の本数が足りない、または多い
●親知らずが生えてきて、圧迫する
習慣やクセによるもの
●指しゃぶりや爪噛みなどの子供の時のクセ
●口呼吸
●頬杖をつく、舌で歯を押すなどの悪習慣
●いつも同じ向きで寝る
●やわらかい食べ物を好んで食べる
むし歯や歯周病
むし歯の治療によって、歯を削ったり抜いたりすることで、歯並びにズレが生じ
やすくなります。また、歯周病になると歯の根元が弱くなってしまうので、歯が
しっかりと支えられなくなり、歯並びを悪くすることがあります。
では、歯並びが悪いことによって起こることとは・・・
むし歯・歯周病・口臭
歯並びがデコボコしていると、そこには磨き残しが発生しやすくなり、むし歯や
歯周病のリスクが高まります。また、咬み合わせが悪いと、口が閉じにくくなり、
口呼吸になってしまう人も多くいます。このような人は、唾液の量が少なくなり、
お口の中が乾燥してしまい、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。更に、
このような環境は、口臭の発生・悪化にもつながります。
咀嚼機能低下
歯並びや咬み合わせが悪いと、上下の歯の咬み合ってる場所は当少なくなり、
咀嚼効率は悪くなります。矯正治療で咬み合わせを正常にすることにより、咀嚼機能
が上がり、胃腸への負担も軽減することに繋がります。
発音
歯に隙間があったり、前歯が咬み合わない、咬み合わせが逆、等で特定の音が発音し
にくかったり、活舌が悪くなったりします。
顎関節症
歯並びが悪いことで、顎関節に不均等な力がかかり、その負担によって顎関節症となる
可能性があります。
その他、歯並びの問題は全身のバランスにも影響を及ぼし、頭痛や肩こり、倦怠感など
身体の不調の原因にもなると言われています。
ご自身の咬み合わせや、お子様の歯並びなど、気になることがあれば、一度相談して
みると良いでしょう