「歯科」からのメタボ対策
●「咬めない」状態は「メタボ」の入り口→歯科受診が必要
むし歯や歯周病が進行すると、食べ物を十分咀嚼できなくなります。
また、咀嚼機能が不十分だと、硬い食品を避けて、砂糖や油脂が豊富な軟らかい食品を好むようになり、ビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取不足を招きます。
「咬みにくいことがある」、「ほとんど咬めない」という方は、かかりつけの歯科医院を受診なさって下さい。
歯科医院では咀嚼機能を回復する治療が行われます。また、歯周病治療による糖尿病の重症化予防も期待されます。
●「早食い」は「メタボ」になりやすい→早食い習慣に咀嚼支援を
近年、早食いの人には肥満が多いことが明らかになってきました。また、早食いは肥満だけでなく糖尿病のリスクであることもわかってきました。このように、ゆっくりよく咬む習慣を身につけることで、メタボ改善効果が期待できます。
●「間食」と「喫煙」→「メタボ」と「歯科」の共通リスク
「間食」と「喫煙」は、前者は「むし歯」の、後者は「歯周病」のリスクでもあり、 共通のリスクと捉えた保健指導を行う必要があります。